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【2019年振り返り 11月編】田代まさしと沢尻エリカが薬物で逮捕。ボクシングの井上尚弥がWBSS優勝。漫才コンビのアンタッチャブルが復活

2019.12.29 Vol.Web Original

 2019年も著名人の薬物問題が相次いだ。芸能界ではピエール瀧に始まり、元KAT-TUEの田口淳之介と恋人で元女優の小嶺麗奈、ロックバンド「RIZE」のJESSEとKENKEN、スポーツ界では冬季五輪に2度出場したプロスノーボード選手の国母和宏…。

 この面々に11月に入ると大物2人が追加される。まず、6日には田代まさしが覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕される。田代容疑者はこれが薬物5度目の逮捕。今回の逮捕では当初は「自分のものではない」と否認していたものの、後に認め、尿検査でも陽性を示したため、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで再逮捕された。

 前回の逮捕後は民間の薬物依存リハビリ施設「ダルク」のスタッフとして薬物中毒者向けの講演を行うなど社会的な活動を行ってきた。今年7月にはNHKのEテレの障害者のための情報バラエティー『バリバラ』で薬物依存症について語っていた。

 そして16日には女優の沢尻エリカが合成麻薬「MDMA」を自宅で所持したとして麻薬取締法違反の疑いで逮捕された。沢尻容疑者は所持を認めたが、尿からはMDMAを含む全ての違法薬物の成分が検出されなかった。沢尻容疑者は12月6日に起訴され、「心の底から後悔しております」などとする謝罪コメントを公表。来年1月31日に初公判が開かれる。

 沢尻容疑者は来年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」では、主役の戦国武将、明智光秀の姻戚で、織田信長の正妻となる帰蝶(濃姫)役で出演が予定されていたが降板。21日に川口春奈が代役となることが発表された。撮り直しが生じてしまったため1月5日の初回放送が2週間後の同19日に延期となった。

 7日にはボクシングの井上尚弥がワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝でWBAスーパー王者のノニト・ドネアに3-0の判定勝ちを収め、バンタム級の世界一の座に就いた。ドネアは世界5階級制覇の実績を持つスーパースター。「世代交代」をかけてリングに上がった井上は見事にそれを果たしたが、その代償は大きく9日には右眼窩底など顔に2カ所の骨折があったことが分かった。全治は不明だが、手術の必要はないという。なおこの試合は米国のボクシング専門誌「ザ・リング」で今年の「年間最高試合」に選ばれた。

 29日には漫才コンビのアンタッチャブルが『全力!脱力タイムズ』で約10年ぶりの電撃復活を果たした。12月8日放送の『THE MANZAI 2019』では約10年ぶりに新ネタを披露した。

 アンタッチャブルは柴田英嗣が体調不良や女性トラブルで謹慎中にザキヤマこと山崎弘也の人気が急上昇。コンビ間の格差が開いてしまったため、コンビ再開のタイミングを失っていたが、柴田が復帰後こつこつと実績を重ね、ついに復活となった。

井上尚弥がドネアからダウンを奪って判定勝ち。WBSS初代王者に輝く

2019.11.07 Vol.Web Original

11Rに井上の左ボディーでドネアがダウン

 ボクシングの「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)」バンタム級決勝の井上尚弥vsノニト・ドネアの一戦が11月7日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで行われ、井上が3-0の判定で勝利を収めた。

 ドネアは世界5階級制覇の実績を誇る36歳のWBAスーパー王者。井上は戦前の「世代交代(の戦いになる)と思っている」という言葉通り、あこがれの存在でもあったドネア越えを果たした。

 試合は1Rから両者、持てるテクニックを駆使した息の詰まる展開となる。2Rにはドネアの左フックで井上が右まぶたをカットし出血。井上が試合で出血するのは初めてのこと。会場に悲鳴が上がる。

 ドネアのプレッシャーは強烈で序盤はなかなか攻め込めない井上は鼻血も流す苦しい展開。しかし5Rには井上の左が当たり始め、そこからの右ストレートをクリーンヒットさせるとドネアのヒザが一瞬ガクンと折れる。徐々に井上の反撃が始まった。

 しかしキャリアで勝るドネアもペースは簡単には渡さない。8Rにはドネアの右ストレートで井上はヒヤリ。その後もドネアは手数を増やし、盛り返す。ここでまたも井上の右まぶたから出血。

 9Rにはドネアの右に井上が左を合わせる。しかし続くドネアの左に井上のアゴが上がる。そこから左右の連打を見せるドネアに井上は思わずクリンチに行くが、ドネアは振りほどきパンチを放つなど、再びドネアが盛り返す。

 一進一退の攻防の中、試合が動いたのは11R。井上は手数を増やして攻め込むと右のアッパーからの左ボディーをぐさり。ドネアはガードを下げて横を向き距離を取ると弱々しくヒザをつきダウン。カウントギリギリまで回復を待って立ち上がったドネアだがダメージは明らか。その後も右ストレートからの左ボディーで追い込む井上だったが、ドネアの左はまだ死んでおらず、あと一歩踏み込めず、KOには至らない。

 最終12R、後がないドネアはダメージを抱えつつも最後まで前に出るが井上も応戦。上下に打ち分け、KOを狙うが倒し切ることはできず試合終了のゴングが鳴った。

 試合後、ドネアのコーナーに赴きリスペクトの意を示す井上。

 判定は116-111、117-109、114-113で3者とも井上を支持。井上がWBSS初代チャンピオンに輝いた。

井上尚弥がWBSS決勝へ「感謝。興奮している」

2019.09.06 Vol.722

ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)のバンタム級決勝に出場する世界ボクシング協会(WBA)と国際ボクシング連盟(IBF)同級王者、井上尚弥(26)=大橋=が8月26日、東京都内で記者会見し「日本で決勝ができることに感謝の気持ちでいっぱい。興奮している」と話した。

決勝は11月7日にさいたまスーパーアリーナで開催。

この日は対戦相手で世界5階級制覇の実績があるWBA同級スーパー王者、ノニト・ドネア(36)=フィリピン=も出席し、「この階級で最強の一人。モンスターに成長した井上選手との対戦が楽しみ」と語った。

鈴木亮平「勝てるんじゃないかな」ボクシングの井上尚弥と拳を交わす

2019.08.08 Vol.Web Original

 俳優の鈴木亮平と、ボクシングの井上尚弥が8日、都内で行われた電気シェーバー『ブラウン』の製品PR発表会に登壇した。この日、次戦となるワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)の決勝が11月7日にさいたまスーパーアリーナで行われることが正式に発表。井上は「すごく責任のある一戦。あと3カ月精進して、いつも通りのパフォーマンスができるように頑張っていきたい」と、意気込みも語った。

井上尚弥 のWBSS決勝は11月7日に「KOで勝って引導を渡したい!」

2019.08.08 Vol.Web Original

 世界ボクシング協会(WBA)バンタム級王者の井上尚弥(大橋)の次戦となる、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)同級決勝が11月7日に、さいたまスーパーアリーナで行われる。7日(日本時間8日)、WBSSが公式サイトで発表した。決勝では、WBA世界バンタム級スーパー王者のノニト・ドネア(フィリピン)と対戦する。

井上尚弥がWBSS決勝でノニト・ドネアと対戦へ

2019.06.07 Vol.719

 世界ボクシング協会(WBA)バンタム級王者の井上尚弥(大橋)が5月18日に英グラスゴーで行われたワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)準決勝で国際ボクシング連盟(IBF)王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦。2R1分19秒でTKO勝ちした。

 1Rこそロドリゲスが井上をロープに詰める場面もあったが、2Rに入ると井上は一気に前へ出て、右ボディーからの左フックで最初のダウンを奪う。王者の面子で立ち上がったロドリゲスだが、その表情からはすでに戦意喪失が見て取れ、その後も井上が右ボディー、左ボディーで2度のダウンを奪い完勝した。

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